プラパーツの印刷を進めながら今回はラズパイの設定を行う。
2023年3月時点では、ラズパイの供給が追い付いておらずどこも欠品。
在庫があっても通常価格から割高なため、あまり買いたくない。
電子部品のストック箱をあさっていたところ、なぜか Pi3 Model B が出現。
しかもSDカード付・・・。
こ、これは・・・ラッキー?
そもそも3は対応してるんだっけかなと公式を確認するも3に関する記載はない。
Googleで検索してみると海外勢で「3B+」で使用している人はそれなりにいることが分かった。ただ手持ちは「3B」。
ということで両者の差について確認した。
結論からすると、CPUのクロックが少し上がったのと、ネットワーク系が強化されたくらいであることがわかった。
んー、多分問題なさそうなのでRaspberry PIの設定を進めていく。
ダメだったら買いますよ、Pi4・・・。
まず、公式のドキュメントから「ビルド>ソフトウェアのインストール」を参照する。
これによると、ソフトウェアは「Mainsail」と「Fluidd」と「Octoprint」の3種類がサポートされているとのこと。
正直なところ、違いが良くわからないので今回はMainsailを選択する。
※ラズパイZeroを使用する場合はMainsailが使えないと記載があるので注意。
ラズパイのサイトから「pi-imager」をダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを実行するとインストーラーが起動する。
特段、悩むところはなかったため省略。
続いてPI Imagerを起動する。
始めにOSを選ぶ。
ドキュメント通り、「Other specific-purpose OS」>「3D printing」>「Mainsail OS」を選択する。
特に指定はないが、64bitを選択した。
続いてインストール先のストレージを選択する。
Wi-Fiの設定を行いたい場合は書き込む前に歯車マークをクリック。
「Wi-Fiを設定する」にチェックを入れ、「SSID」と「パスワード」を指定、「Wifiを使う国」には「JP」を指定して保存。
最後に「書き込む」をクリック。
警告画面が表示されるので、対象のmicroSDカードが選択されていることを確認し、「はい」をクリック。
書き込みが始まるので終わるまで待つ。
・・・おや?
「ストレージに書き込むのに失敗しました」とのエラー・・・。
何回やってもエラー・・・。
OSを32bitにしてもエラー・・・。
はてどうしたものか・・・。
検索しても類似のエラーが見つからないため、とりあえずカードリーダーのmicroSDカードスロットにさしていたものを、アダプターを使いSDカードスロットに差し替えてリトライ。
お・・・進んだ!
うーむ、カードリーダー側の問題なのか・・・。
原因が良くわからないが一旦良しとする。
インストールが終わると以下のような画面となるので画面を閉じて終了。
出来上がったmicroSDでラズパイを起動する。
あれ、pi-imagerで設定したけど反映してくれないのか・・・?
とりあえずGoogleを10周くらいして色々試行錯誤したが、結局のところ、raspi-config で必要な設定をすべて行えということらしい。
一通り行った設定をメモしておく。
まずは設定画面を起動。
1. System Options > S1 Wireless LAN
SSIDとパスワードの設定(pi-imagerでも入れたが念のため)
3. Interface Options > I2 SSH
リモートで設定を行うため有効化
5. Localization Options > L1 Locale
5. Localization Options > L2 Timezone
Asia > Tokyo に設定
5. Localization Options > L4 WLAN Country
JP Japan に設定(pi-imagerでも入れたが念のため)
このあと問題なく無線LANによる接続ができた。
SSHでの接続も確認できたた。
続いてパッケージの最新化を行う。
pi@mainsailos:~ $ sudo apt update
pi@mainsailos:~ $ sudo apt full-upgrade
アップデートが終わったらWebブラウザでアクセスしてみる。
アドレスは以下のいずれかとのこと。自身の環境下に置き換えてアクセス。
こんな感じになった。
なんかエラーが出ているが公式アナウンスによるとエラーが出るが気にするなとの記載があるためそのままスルー。
続いて手順通り「Machine」から「Update Manager」の「UPDATE ALL COMPONENTS」をクリック。
しばらく放置したのち戻ると以下のエラーが・・・。
とりあえず「TRY AGAIN」。
あっさり終わりました。
念のため再度アップデートのチェックを行い、何もなかったので終了。
この後はファームウェアのフラッシュとなっておりコントローラーが必要なのでラズパイの設定は一旦ここまで。